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7月10日(火) 午前4:20 起床。今日も早起きです。 朝の市内散歩をして、新郷バスターミナルへ。 最初の目的地は淇県にある「牧野の古戦場」。牧野の戦いの舞台は、昨日行った新郷市内にある「牧野」と淇県にある草原と二つの説があるそうです。 新郷→淇県(バスで約1時間。14元。直通はなく、鶴壁行きのバスに乗って途中下車) 淇県は小さな町です。今日はこの町を拠点にします。 ◆云夢山(牧野古戦場) どうやらここに「牧野古戦場」があるようです。 「云夢山」と書かれた小さなワゴン車に乗り込む。私と友達以外は現地のおばさん・おばあさん・おじいさんが8人。河南省の方言で何を話しているのかさっぱり。。。 云夢山はかなり奥まった所にあるので、冬は交通の便が問題かもしれません。 ワゴン車が見晴らしのいい所に止まり、いったん降りましたが、牧野はもう少し上とのこと。時間も惜しかったので、ワゴン車の運転手と付き添いの女性と交渉をして、牧野まで連れて行ってもらい、そのままこのワゴン車で淇県へ帰ることにしました。 さて、肝心な牧野。どうも、目の前に広がる山の中腹の草地がソレらしいのです。 右には石で作られた道教関係の門、左には建設中の謎の建物、草地の向こうにはモンゴルのパオ(観光客の見学用)、下には中華古軍校というのがありますが、どれも殷周革命とは何も関係ないもののようです。 云夢山は景色を楽しむ観光地のようですが、牧野目当てで行く場合はこの草地だけで十分。 新郷の牧野と云雲山の牧野、殷周革命の戦いが行われたのはどちらなのでしょうか。考えるだけでワクワクします。 ←牧野草原(らしい) ※云夢山入場料60元。淇県バスターミナルからバイクタクシーで約30分(6元)。 ◆摘心台 比干が心臓を取られた場所。 比干=殷の宰相、紂王の叔父。紂王に諫言したため、恨みを買った。紂王は「聖人の心臓には7つの穴があるといわれている。聖人ぶった事を言う貴方の心臓にも穴があいているのであろう。調べてやる。」と言って、比干の胸を切り裂いた。(・・・と言われている) 云夢山から淇県に戻るバスで一緒になった女性に「摘心台はどこ?」と聞くと、淇県のターミナルに着いてからバイクタクシーをつかまえてくれました。 町中の公園になっていて、階段を上った高台に「摘出台」という石碑がありました。 あまりの暑さに、友人も私もふらふらとアイスクリームの売店へ。結局コレがお昼ご飯になりました。 ※無料。淇県バスターミナルからバイクタクシーで約5分。 ◆紂王宮 紂王=殷王朝最後の王。牧野の戦いで殷軍は周の武王に破れ、紂王は自害する。 淇県の町中に紂王宮があるとのことなので、三輪バイクタクシーをつかまえて連れて行ってもらいました。 紂王は中国で悪名高い存在ですが、地元ではどのように考えられているのか? 期待に胸を膨らませていたのですが・・・なんとすでに閉館。建物がかろうじて残っているだけの廃墟となっていていて、チョークで申し訳程度に「紂王宮」と書いてありました。。。 記念に廃墟を写真撮影。紂王宮跡の近くの道は「紂王路」という名前がついていました。 ※閉館。淇県バスターミナルからバイクタクシーですぐ。 →→続く <余談> ・有料とは知らず、お金を払わずに淇県バスターミナルのトイレを利用したら、おじさんにこっぴどく怒られた。もちろん謝って払いましたよ(5角)。