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→→7月10日(火)続き 紂王宮の荒廃っぷりに涙がこぼれましたが、気を取り直して、昼過ぎに「俊県」方面の「淇河」という所にある紂王墓(墓参り)へ。 淇県→俊県 バスで30~40分(1.5元)。乗客が増えるまでトロトロと走り続ける。 ◆紂王墓 「淇河」の橋を渡った村でバスを降りました。 歩いて行ける距離ですが、殺人的な暑さだったのでバイクタクシーをつかまえました。 紂王宮は見事に荒廃していましたが、お墓の方は比較的きれいな石碑もあり、なんとかそれなりの形でした。 といっても、雑草だらけの土山がポツンとあるだけですが。。。 まさに栄枯盛衰・・・ですね。 ◆妲己墓 蘇妲己(ソダッキ)=紂王の妃。絶世の美女と言われ、紂王の寵愛を受ける。悪女の代名詞とされている。 妲己墓。ある意味、今回の旅行で一番強烈に印象に残っています。。。 紂王墓のすぐ近くに妲己墓があると聞いたのですが・・・ありません。バイクタクシーの運転手も、紂王墓しか知らない様子。 畑のあぜ道を歩き続けるものの、とうもろこし畑が続くだけで一向に墓らしき小高い山が見える気配はなし。 もと来た道を引き返す途中、何人かの地元の人とすれ違ったので聞いてみても、「知らない」「紂王墓じゃなくて?」「紂王墓ならあるよ」・・・地元人も知らないとは(涙) ようやく高校生らしき男女二人が「もう過ぎたよ」と教えてくれました。 彼らの言葉を信じてそのまま戻って行くと、畑の中に何やら少し土が盛られた場所があったので、もしやと思って入ってみると・・・ ・・・ありました。「蘇妲己之墓」と書かれた倒れかけた石碑が。 目の前を通過したというのに、石碑も墓も、背の高いとうもろこしに隠れてしまい、普通に歩いていたらわかりません。 ←やっと見つけた石碑。 ◆姜王后墓 姜王后=紂王の第一妃。妲己が王室に入ったことでその地位を奪われ、自害するように仕向けられる。 紂王墓と妲己墓の間にあります。 もはや、これは墓ではないような気がするのですが。。。 それでも「姜王后之墓」と書かれた石碑があるので、なんとか認識できました。 それにしても、正妃である姜王后。第二妃であり、自分を自害に追い込んだ妲己と並んで眠っていても大丈夫なのでしょうか(苦笑) ※無料。淇県バスターミナルから「俊県」行きのバス(1.5元)に乗り、「淇河」で降りる。 淇河の手前に紂王墓があり、川沿いに紂王墓→姜王后墓→妲己墓・・・と並んでいる。 夏に行くのはオススメしません。(とうもろこしで視界不良) 汗と日焼けでボロボロになりながら、無事にホテルへ帰還。 昨日に続きまたもや朝からまともにご飯を食べていません。 さすがにお腹も空いてきたので、ホテルの近くをブラブラしていると、清潔そうなレストランを見つけたので、飛び込みました。ここの料理がどれも絶品でした!
<余談> ・淇県は殷の首都「朝歌(チョウカ)」があった場所。「殷都朝歌」「朝歌商場」と書かれた門や、「朝歌路」という通りなどがあるだけで、その面影はほとんど感じられない。。。