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2007 03,29 22:41 |
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「~のように赤いほっぺた」
~に来る言葉は・・・日本人なら間違いなく りんご と答えますよね。 りんご=赤 ところが、 りんご といえば赤ではなく、緑(青りんご)と決まっている国があり、その代表はフランスだそうです。 これは、大学時代の授業(確か対照言語学)で勉強したことです。 虹の色の数が国によって違う・・・等という話は昔から聞いていましたが、国や文化が異なれば、物に対する印象まで変わってしまう・・・と改めて衝撃を受けた記憶があります。 昨日の授業の文型は「~のように/~みたいに」。 日本と中国との比喩表現の差が発見できた、おもしろい練習になりました。その一部です↓↓ 1.「~のようにずる賢い」 2.「今日は忙しくて、まるで~のような一日だった」 3.「AさんはいつもBさんの後ろにくっついていて、まるで~みたいだ」 1→学生から出た答えは、「狐」と「狸」。狐=ずる賢いという印象は、日本も中国も同じのようです。 2→私だったら「嵐のような一日」なのですが・・・学生の意見は「ロボット」や「大統領」でした。確かに意味は分かります。おもしろかったのは「馬」という答え。馬は速く走るから?仕事をする動物だから??実は陝西省の方言で、「馬=程度がとても高い」という意味があるのだそうです。へ~☆ 3→日本では「金魚のフン」という比喩がありますが・・・学生は口を揃えて「しっぽ」「犬」と答えてくれました。なるほど~・・・。 そして、クラス中が手を叩いて爆笑した学生の例文がこれです↓↓ 「空港のような胸」 胸がない=ただっ広くて何もない=空港 ・・・だそうです(笑) 日本では「洗濯板」と言うと教えたら、一同大興奮!! 一応、 習慣や文化が異なると、表現や印象までも変わってくる。 言語をただ単に覚えて、うまく使うだけではなく、その言葉や表現にある根底を理解しなくてはいけない。 相手がどのような文化を持つ人間であるか知るように努めないと、思わぬところで誤解や感情の対立が生まれてしまうかもしれない。 ・・・と、大学時代に感じたことを学生達にも伝えたかったのですが、果たしてうまく伝わったのか・・・?? 休み時間も、洗濯板~!金魚のフン~!と聞こえてきましたが(苦笑)、私の説明に学生が「なるほど!」という顔をしてくれたので、OKにしておきます。。。 私も中国の文化や中国人の考え方を、もっと勉強しようと思います。 PR |
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コメント |
「今日は忙しくて、まるで~のような一日だった」は、私なら「戦争」ですね。別に戦中派の両親の影響ではないと思いますが。
「空港」と聞いて、だだっ広い滑走路を思い浮かべるんですね。私だったら大きくて近代的な建物とウイングの風景を思い浮かべますけどねぇ。 ところで、私の再就職先が決まりましたよ。 詳しくはwebで!(笑) 【2007/03/3003:50】||どろんこ#99ae1afd74[ 編集する? ]
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洗濯板のような胸と言われると結構ショックを受けるけど、空港のような胸と言われるとなんかイメージが違うなぁ。
国によって表現が違うっておもしろいよね。 私も調査してみよー。 【2007/03/3012:47】||rumin#9b20ccc82f[ 編集する? ]
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>どろんこ先生
「戦争」ですかぁ!空港といい、人によって印象・イメージがさまざまでおもいしろいですね。 再就職、おめでとうございます!! またゆっくりお話させてください☆ >rumin先生 日本人は、まず「空港」という表現は出てきませんよね。でも3つのクラスから同じ「空港」という答えが返ってきました! 「目を皿のようにして探す」・・・も「皿」は出て来なくて、「卵」や「落とす」等でした。 先生もおもしろい意見を耳にされたら、ぜひ教えてください! 【2007/04/0500:37】||emu#2abcc54a9b[ 編集する? ]
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