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プライベートや仕事で何かとバタバタしていた一週間。 そんな中、先日祖母と父の誕生日でした。(一日違いの誕生日!) いつもは二人が大好きなお寿司を食べるのですが、今年は私の一時帰国に合わせて、一足早くお祝いをしました。・・・とはいえ、当日は遠くからのお祝いになってしまい、少し寂しいです。。。 父はいつも私に好きな道を歩ませてくれました。 今回の西安行きにしても、何一つ反対せず、「行っておいで!」と送り出してくれました。 もう少し心配してよぉ~と思うこともありますが(苦笑)、いつも私を信頼してくれて、本当に本当に感謝しています。 そんな父も、ついに還暦を迎えました。 この3月に、長年勤めていた会社も定年です。40年近く、同じ職場で働き続けた父。 その間、私の知らないところで、きっと様々なことがあったんだろうな。。。 お酒を飲んで帰った夜は、また母を待たせ(怒)・・・と思ったこともありますが、家にイライラを持ち帰らないように、外でリセットしていたのかもしれない。 働く父を、どれだけ私は理解できていたのか・・・ 一つの場所で自分に与えられた責任を果たし続けることは、並大抵のことではないと思います。 社会人になって、ようやく本当の意味で父のすごさがわかってきたような気がします。 そして、私なんかまだまだなのだと・・・。 休日の父親はテレビを見てゴロゴロしている・・・という話を聞くことがありますが、私の父は実に多趣味!いつも何かを楽しんでいます。 そして、その父の母=祖母も、私の憧れです。持ち物、服装・・・すごくお洒落☆ 昔からの考え方と、今風の考え方と、その両方を持っていて、それを自然に使い分けている姿はすごいなと思います。 祖母も、私が西安で働いている事に関して、何一つ反対せずに応援してくれています。
常々、父や祖母のように歳を重ねられたらいいなぁと思っています。 祖母がいるから父がいる。 父がいるから私がいる。 「おめでとう」はもちろん、今年は二人に「ありがとう」の気持ちも送りたいです。 そして、祖母と父と私をいつも支えてくれている母にも、「ありがとう」。
西安に来る以前は、日本の日本語学校で働いていました。 4月入学の2年コースと10月入学の1年半コースがあり、どちらも3月に卒業です。 担当したクラスはどれも思い出いっぱいですが、やはり、一番最初と、一番最後に受け持った学生達が特に印象に残っています。 私が退職直前に担当していたクラスは三つあり、そのうち一つのクラスは私の退職と同時に卒業していきました。 (このクラスの卒業式は、号泣してしまいました。本当に本当に、人間として優しい学生達だったので。) 他の二つのクラスの学生は、私の退職後もう一年日本語学校で勉強を続け、先日卒業式があったそうです。 来日したばかりの彼らを担当したのが2年前・・・本当に早いものです。 そのクラスの学生の数人からメールが届きました。 その中のメールの一つに、こんなことが書いてありました。 「今はもうこの学校の学生じゃない。でも、ずっと先生の学生だと思っている!」 涙。涙。。涙。。。 決して、成績はお世辞にもいいとはいえず、生活のこと、お金のこと、進学のこと、プライベートのこと・・・さまざまな事と闘っているクラスでした。 学校経営の不満も、どんどん口にするし。彼らはもう子供ではないので、そういった問題は私に言うべきことではないことはわかっているのですが・・・怒りの矛先をどこに向けていいのか分からず、専任講師である私にぶつけてくることもありました。 このクラスの卒業を見届けずに退職することが、すごく自分の中でも心残りでした。 残された学生はどうなるかな・・・と考えると、苦しかったです。 正直、少し後ろめたい気持ちもありましたが、うれしいことに退職後も時々メールをくれて、先月の一時帰国の際、再会。 全員集まってくれました(涙) このクラスの学生達は、みんな専門学校へ進学します。 伝えたいことは山ほどありますが・・・ 4月から始まる新しい生活が充実したものでありますように! 私は、これからもずっと応援しています! 加油!!
私が教えている大学は、2つのキャンパスがあります。 私達外国人教師や、中国語を勉強しに来ている留学生の寮があるキャンパスは、街の中心部近く。 授業を行ったり、中国人の学生の寮があるキャンパスは、郊外(中心部からバスで1時間)にあります。 先週の土曜日の朝、1年生の学生から電話がかかってきました。 「先生、私は今、先生達の寮があるキャンパスにいます。日本人の留学生の寮はどこですか?」 よくよく話を聞いてみると・・・日本人の友達を探しに、寮へ直接交渉へ行くと言うのです。 約束もなしに、寮へ押しかけるなんて、絶対にダメ!(しかも朝の9時半;) 今日は帰りましょう!!と、強く説明しましたが・・・ 絶対にわかっていないだろうなぁ。。。 予感的中です。 案の定、お昼前に外に出てみると、留学生寮のそばをウロウロしている学生の姿がありました。 しかも、1人ではなく、私の担当クラスの学生が5人も(汗) 彼らの目的は『相互学習』です。 日本語が上手になるためには、日本人の友達を作るのが一番! そう思った彼らは、即、行動に移し、私達の寮があるキャンパスへ行き、日本人らしき人が通る度に声を掛けていたようです。 実際、日本人教師にも話しかけたようで、「emu先生の学生が、ウロウロしてたよー」と言われてしまいました(汗) 私が出会ったのは土曜日だけですが、次の日も、その次の月曜日の午後(授業終了後)も足を運んでいたようです! 彼らがここまでやる気になってくれて、心からうれしく思います。 彼らの日本語が上手になりたい!という気持ちと、その行動力はすばらしいです。 見ず知らずの人に声を掛けて、日本人か確認をして、友達になってもらうようにお願いをする・・・日本人にはなかなかできないことですよね。 ですが、やはりマナーというものも知ってもらわなくてはいけません。 休日の朝早くに、何の前触れもなく寮に押しかけられては、不愉快に思われてもしかたがありません。 何かトラブルがあって、傷つくのは学生達です。 2年生には「日本人の考え方や習慣やマナーを理解したら、だんだんと日本語の独特の言い回しも身についてくるんだよ」と、ことあるごとに色々説明をしていましたが、1年生は日本語の勉強を始めてまだ4~5ヶ月なので、日本語の文法力や語彙力を伸ばすことばかり頭にありました。 幸い、この3日間、何のクレームもありませんでしたが、今後の事を考えるときちんと日本流マナーを教えていかなくては・・・と思います。 ですが・・・ じゃあ、どうやったら日本人の友達ができるの? と聞かれたら・・・答えに困ってしまうと思います。 私が担当している1年生は1クラス(30人ちょっと)。1年生は全部で9クラスなので、約280人。2年生も合わせると・・・ものすごい人数になります。 この大学にいる日本人の数など、ごくわずかなので、物理的にも不可能です。 せっかくやる気になっているのだから、その気持ちを大切にしてあげたい。 日本人の友達をつくって、日本語力を伸ばしてほしい。 でも、きちんとしたマナーも知ってもらいたい。 本当に、難しい問題です。