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2007年「今年の漢字」は『偽』だそうですね。 食品偽装事件、年金問題、汚職事件など偽りの一年だった・・・ということでしょうか。。。 つい先日知ったのですが、中国にも「今年の漢字」があります。 インターネットの大手サイトがアンケート調査で行ったそうです。 中国の今年の漢字は 『漲(zhang)』。 この『漲』には、物価が「上がる」という意味があります。 商品が値上がりしたという時は『漲価(zhang jia)』という表現を使うそうです。 確かに、最近、食材を中心に一気に物価が上がりました。 スーパーの食料品をはじめ、学校の食堂や街のレストランも気づけば5角、1元・・・と確実に値上がりしています。 このままタクシーやバス料金も上がってしまうのでしょうか。 来年2008年の中国の今年の漢字は、やはりオリンピック関係なのかな~と早くも予想してみたり。
中国語でクリスマスは「聖誕節(sheng dan jie)と言います。 クリスマスイブは「平安夜(ping an ye)。 クリスマスの習慣は、最近になって中国に入ってきたそうです。 他の地方の様子はわかりませんが、西安では静かなものです。 お店の前にツリーが飾られていたり、ウィンドウなどにクリスマスの絵が貼ってあったりしますが、まだまだ一大行事ではない様子。 一応、中心部ではイベントがあったり花火が上がったりしているみたいですが・・・。 日本では、25日が終わると一夜にして年末の飾りつけに変わりますが、こちらはたぶん明日になってもクリスマスモードの飾りつけがまだたくさん残っているはずです。 去年は旧暦の中国のお正月近くまで、あちこちでサンタの姿を見かけました。 私の大学では、外国人教師は24日と25日にクリスマス休暇がもらえます。 日本人にとってクリスマス=休日とまではいきませんが、西洋人にとってはクリスマスは本当の意味で特別な日ですからねぇ。 でも、お休みだ~!と喜んでもいられません。 一年生の授業が遅れているので、昨日(24日)は通常通り授業をしました。 期末試験が目前なので、教師も必死なのです。。。 今日(25日)は一日お休みだったので、溜まっている仕事をして、それから街をお散歩。 「大雁塔」へ行ってみると・・・ 広場に大きなツリーとサンタが置いてありました。 さすがは中国サンタ!いかにも中華的なチャンチャンコを着ていらっしゃいます!!そしてちょっぴり腰が曲がり気味; ↓↓ 霞がかって見えにくいですが、遠くに映っている大雁塔とクリスマスツリーが何ともミスマッチです。 大雁塔は「玄奘三蔵法師」がインドから持ち帰った経典や仏像を保存するために建てられたものですが・・・ サンタの出現に、三蔵法師もさぞかし驚いていることでしょう。。。 陝西歴史博物館も回りましたが、クリスマスモードではなく、いつもと変わらない様子でした。
どの国にも方言はあると思いますが、中国にも各地方で方言があります。 もちろん学校の授業やニュースなどは「普通語」という標準語が使われています。 とにかく広ーーい中国。 同じ中国人でも、自分の出身地と違う土地の言葉を使って話されると一言もわからないそうです。 広東語がいい例かもしれませんね。 同じ省内でも、川を挟んだら言葉が違うというくらい。 ある意味、中国にいながら外国語を聞いているようなものですねぇ。 私もきちんと調べたわけではありませんが、学生の話を聞いていると 北京語、上海語、広東語、四川語、雲南語、福建語、西北(陝西)語・・・etcと実にさまざま。 他にももっと色々な地方の言葉がありますし、少数民族の言葉もあります。 学生達も、出身が違う友達とは普通語、同じ出身地の友達とは方言で話しています。 さて、ここ西安の人々は「陝西方言」を使っています。 もちろん標準語も話してますが、時々何を言ってるのかさっぱりわからないこともあります。 アクセントが違うものは多少想像できますが、言葉そのものが違う場合はもうお手上げです。。。 例えば、街中でよく耳にするのは「モスモス」。「モスー」と言う場合もあります。 実はこの「モスモス」は陝西省の方言です。標準語では「没事(mei sher)」。「大丈夫だよ」みたいな意味です。 他には ・「速く!」 ⇒ 標準語:「快点儿(kuai diar)」 / 陝西語:「クリマツァ」 ・「面白い」 ⇒ 標準語:「愉快(yu kuai)」 / 陝西語:「リャオザリャー」 ・「私」 ⇒ 標準語:「我(wo)」 / 陝西語:「ンガ」 ・「(私)~は」 ⇒ 標準語:「是(shi)」 /陝西語:「スー」 「私は日本人です」は普通語では「我是日本人(wo shi ribenren)」(※ウォー シー リーベンレン)ですが・・・ 陝西方言にすると「ンガ スー ズーベンレン」。 初めて聞いたら、意味不明です(笑) そして有名な中国語フレーズ、「あなたを愛している」=「我愛イ尓(wo ai ni)」(※ウォー アイ ニー)。 陝西方言風に言うと・・・「ンガ ンゲ ニー」! 「愛(ai)」は「ンゲ」になってしまいます。。。 陝西省出身者に、これを言うと大ウケ間違いなしです(笑) 先日、授業で使ったら大爆笑で授業が中断してしまいました。 陝西方言は、中国人の中でも、野暮ったくて、粗野な印象があるようです。 確かに、口調が強くてとにかく早口な人が多い気がします。 でも、一年ちょっと生活してみて、西安の人たちの人柄はとても穏やかで、笑顔が多い土地だと感じています。 タクシーの運転手はたいてい西安出身者なので、ちょこっと方言の単語を口にするだけで、すごくフレンドリーな雰囲気になります☆ 今は内陸の西安ですが、昔は都だった長安。 陝西方言は「唐代の普通語」だったわけです。 古代中国語を陝西方言の発音やアクセントで読んだら、唐代の言葉になるそうです。 そう考えると、この粗野な印象がある陝西省の言葉は雅な言葉・・・になのでしょうか?? 西安にお越しの際は、ぜひ雅に「ンガ ンゲ ニー」を言ってみてください☆ ちなみに、発音は「ンガ(四声↓) ンゲ(二声↑) ニー(四声↓)」。
◆広東省パーティー 先週の金曜日は、広東省の学生達の学生パーティーに招待してもらいました。 私が担当している学生の中に、広東出身の学生は4人。 広東省に限らず、各出身地でサークルがあるようです。 学部を越えて、そして中には他大学の学生が集まることもあるとのこと。 今回の広東省のパーティーにも、近くの大学の学生達が来ていました。 パーティーと言っても飲食はなく、先日の一年生のパーティーのように、歌やダンスや劇などの出し物系です。 ・・・それにしても・・・言葉がわからないっ! 広東省出身の学生達なので、話す言葉はほとんど広東語。 歌の歌詞も広東語。 何だか不思議な空間でした。 方言については、また改めて日記に書きたいと思います。 ◆一年生餃子パーティー 昨日の夜は、一年生の担当クラスの餃子パーティーに参加しました。 前期の授業が終わりに近づいた期末試験前のこの時期は、よくクラス内でパーティーが行われます。 パーティーに、餃子は欠かせません。 餃子の皮と餡は市販のもの。 教室に電気コンロと鍋を用意して、皆で包みました。 お店で食べる餃子もおいしいですが、皆でワイワイ言いながら包んでできたてを食べる餃子は格別☆ 基本的に、中国の北の地方では新年に餃子を食べる習慣があります。 ・昨年の嫌な事を餃子に包んで食べてしまう。 ・餃子の形は、中国の昔のお金の形に似ているので、食べると一年お金に恵まれる。 ・・・などの理由があります。 餃子の中にお金のコインを入れたり、唐辛子だらけの餡を入れたりして、運を試すということをする場合もあるそうです。 唐辛子入り餃子・・・一見バツゲームのようですが、実はこれは「当たり」。 中国では、「赤=縁起がいい色」なので、唐辛子の赤が当たったのは縁起がいいんですって(驚) 残念ながら唐辛子入り餃子は当たりませんでしたが、餃子も食べたし来年は私もお金持ちになれるでしょうか☆
12月2日(日)に、「日本語能力試験」がありました。 世界各国で実施される、日本語学習者にとっての一大行事。 中国では受験者希望者が多すぎて、会場などが整わないなどの理由で受けられない人もたくさんいる・・・と聞きました。 私の大学では、3年生(日本語学習暦約2年3ヶ月)で1級に合格することが目標になっています。 不合格だった場合は一年後の4年生の12月に再受験。 一年に一回しか実施されないので、皆必死です。 一級に合格しているかどうかは、今後の進路に大きく影響します。 日本の日本語学校で勉強している学生の場合は日本の大学進学、中国の大学生の場合は日系企業などへの就職。 ずっと準備をし続けて、日本語学部の学生としてのプレッシャーやストレスも相当なものだと思います。 3年生の学生達に会うと、みんな口を揃えて「やっと終わった~!」と言っています。 ですが、やっと勉強から解放!晴れて自由の身!・・・とはいかないようです。 今月末には「大学生英語検定」があるそうです。 4級、6級、8級の三種類あって、級が上がるごとに難易度は高くなるとのこと。日本と逆ですね。 ほとんどの学生が4級か6級に合格します。こちらも就職に大きく関係します。 こちらは6月と12月、年二回の実施。 そして、それが終わったら期末試験です。 私も試験内容などを考えなくてはいけない季節になりました(汗)
11月下旬に大きな仕事が終わりました。 緊張の糸が切れたからか、しばらくは体調不良やら倦怠感がまとわり付いていました。。。 10月の仕事が終わってほっとしていた矢先に舞い込んできた話。 当日は、日本のニュースでも取り上げられたようです。 今回の仕事は、問題点も悩みも多く・・・久々にストレスを感じたり、自己嫌悪に陥ったりしましたが、いい勉強になりました。 いろいろな意味で、自分の未熟さにも改めて気がつきましたし。 もがいている教師とは反対に、学生の方は実に冷静で・・・ 学生のがんばりで、予想以上の結果をいただくことができました。 内陸・西安も、沿岸部に肩を並べられたのです! 本当に、学生の努力そして本番に発揮する力はすごいなぁと思います。 私もがんばらなくては! そして、先日、四年生の学生の日本の大学院への進学が決まりました。 ずっと日本へ行きたい!と思い続けていた学生なので、本当に本当にうれしいです☆ 留学期間は二年。日本で会えると思うとうれしさ倍増です。 夢への実現に一歩踏み出した彼女に、パワーをもらった気がします。 教師が学生から教えてもらうこと、もらうものの大きさを感じる今日この頃。