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国慶節の一週間の休みも終わり、8日(月)からいよいよ一年生の授業が始まりました。
今年も一年生を一クラス担当します。 一年生にとったら、初めて見る日本人、初めて聞く日本語。 学生達も緊張しているのでしょうが、こちらもかなりのプレッシャーです。。。
「こんにちは~!」とドアを開けた瞬間に流れる、 ・・・・・・シーーン・・・・・・ は、かなりツライものです(涙) 中国語を勉強していない日本人でも「ニーハオ」ぐらい知っているんだから、「こんにちは」は通じるろうという考えは甘いのです。。。
昨日は初授業。
去年に引き続き、今年も私は初日から直説法(日本語で日本語を教える)で授業をしました。 中国人のみのクラスでは、直説法の意味はないのでは? 中国語や英語を使いながらのほうが効率がいいのでは? という意見もありますが、せっかくのネイティブの教師の授業。 日本語を聞き、日本語で考えて、日本語を話す・・・少しでも早く日本語に慣れてほしいので、私は日本語のみで突き進みました。 (教室用語は中国語訳付きのものを使いましたが・・・)
学生達はかなり衝撃だった様子ですが、それでも一生懸命こちらの言うことに耳を傾けてくれました。 「こんにちは」を知っている学生も数人いたようで、少しホッ・・・。 初日授業、反省点もありますが、去年よりはスムーズにいけたような気がします。
「あいうえお」も知らない彼らが、一年後にはどれだけ成長しているのか想像すると楽しみです。 少しでも日本語が上達したと実感してもらえるように、がんばります!
※昨日から信じられないくらい寒くなりました。 最低気温6度・・・10月上旬の気温ではありません。ガクガクブルブル震えています。。。
あまり知られていませんが、「西安植物園」という所があります。 寮からすぐ近くのところにあるので、散歩がてら行ってみることにしました。
入り口の看板には、色とりどりの花の写真がありましたが・・・
時期も悪かったのか、花もほとんどなく、手入れが行き届いていない公園といった感じです。 期待はしていませんでしたが(苦笑) それでも、池に浮かんだ蓮の花を見たり、鳥の声を聞いたりしていると気分が落ち着きます。
園内はなかなか広く、歩き応えがあります。 カメラ片手にブラブラしていると、おもしろい光景を目にしました。
ウェディングドレスの女性とタキシードの男性の写真撮影。
中国では、結婚前にカップルが写真を撮る習慣があります。 街中でも、そのための撮影業者の店をたくさん見かけます。 結婚した中国人の知人に、その写真を見せてもらったことがありますが、それはもぉ・・・すごい! 完璧な化粧、いくつもの衣装に身を包み、モデル顔負けのポーズを決める。 そのポーズのほとんどは、二人が手を取り合ったり、寄り添ったり、見詰め合ったり・・・二人がいかに愛し合っているかを証明しているようなものばかり。 写真を見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます(恥)
その「愛の写真撮影」が、まさに植物園内で行われていました。 しかも撮影は一組ではなく、着飾ったカップルと次から次へとすれ違いました。10組ぐらいはいたような・・・。 どうやら、西安植物園は、ウェディング写真の撮影スポットだったようです。 その証拠に、奥に進むと、道のど真ん中に白いピアノ(偽物)やらチャペルもどきの建物やらが登場しました。 それぞれのカップルの撮影風景を見ていると、本当にバラエティ豊かでおもしろいです。 木から顔を覗かせる彼女、手を差し伸べる彼。 仰向けに寝て空に向かって手を高くかざす彼女、その空を見上げる彼。 白いピアノ(偽物)を笑顔で弾く彼女、その彼女をピアノにもたれながら見つめる彼。 木陰に座る彼女、彼女に膝枕をしてもらう彼。 手を取り合ってダンスをする二人。そして、ドレスがフワリと宙に舞う瞬間を撮るために、ドレスの端を持って走り回る撮影アシスタント(←彼が一番大変そう) そんな彼女のドレスの下は、みんなGパンにスニーカーでした。 愛の写真撮影を見たいという方は、ぜひ「西安植物園」へ☆
国慶節1日目の行き先は、「唐城壁遺跡公園」です。
先日、シルクロード出発点に行った後、唐の時代の城壁について調べてみました。 すると、地図に「唐代城壁遺跡」という文字が! 中心部の人ゴミにうんざりしたので、そちらの方面に向かうバスに乗り込みました。
西安には、高新開発区という企業のビルや高層マンションが急速に建設されている場所があります。 その高新地区の澧恵南路と唐延路の間に、「唐城壁遺跡公園」があります。 2004年、唐代西南城壁の発掘調査と研究で、この場所で「延平門」の遺跡が発見されたそうです。
唐代長安城は、今の西安城の八~九倍の大きさだったとのこと。 調べてみると、城壁は東西約9700m、南北約8600m、周囲は約36km。 城壁の東西南北にはそれぞれ3つの門(計12に門)があったそうです。 その西側の最も南側にあるのが「延平門」です。
今は、その遺跡があった場所は公園になっています。 木々や芝生やベンチに囲まれた散歩道が、南北に数キロ続いています。
帰りは都の真ん中にあった「朱雀大路」と、城壁南の中央にあった「明徳門」を回って帰りました。 今はそれぞれ、「朱雀大街」「明徳門」という道の名前が残っています。 (遺跡として残っているのかな・・・?不明です。)
さて、国慶節2日目。 午前中は部屋の大掃除と買い物。 午後は仕事でした。
今日は、久しぶりに太陽が復活。 明日もいいお天気だといいのですが・・・。
10月1日、国慶節。
連日の寒さは、少し和らいで、少しだけ空も明るくなりました。 とはいえ、長袖のTシャツの上にニットを着てちょうど・・・ぐらいです。
中国の国旗「五星紅旗」が飾られたお店。道端で小さな国旗を売る人々の姿。建物の入り口に掲げられた「祝国慶」などいった文字。 それ以外は、寮周辺では普段の土日とさほど変わった様子は見られません。
街の中心部はどうなのか・・・興味本位で行ってみたのが間違いでした。。。 どこも人・人・人! 交通渋滞も尋常ではなく、バスも全く動きません。 皮肉にも、交通渋滞緩和が目的の地下鉄工事が原因で車線が少なくなっているので、渋滞に拍車がかかっています。
お正月に故郷に帰る人々で鉄道の駅が大混雑することから、
「中国の春節(旧暦のお正月)は民族大移動」
と言われていますが、国慶節も負けていません。 観光目的の人達で中心部はすごいことになるということがよーくわかりました。
早々に中心部は退散し、人ゴミとは無縁の郊外(?)に向かいました。 本日も、一人マニアック観光。
10月1日は中国の建国記念日=国慶節です。 カレンダーは1、2、3日が休日になっていますが、ほとんどの学校は、一週間休み。 その代わり、9月29日、30日は土日だというのに、4日、5日の代講授業をすることになりました。
私は運よく、今日からお休みです☆
せっかくのお休み。旅行したい気持ちもありますが、国慶節中に数日仕事が入るので、西安でのんびりすることにします。 同僚の日本人の先生二人は、友達が西安に来るそうです。
それじゃ、私は一人旅でもしようかなぁ~。。。
と冗談で言ってみたところ、「本当に行ってしまいそうなので、笑えない」と突っ込んでもらえませんでした。いえいえ、いくら何でも一人旅はしません。 一人観光ならしますが!
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・・・というわけで、連休初日の今日。 以前から気になっていた「絲綢之路起点群像(=シルクロードの出発点)」へ行って来ました。 一人観光です(笑)
西安の城壁の西門を出たら、そこは異国への道
と言われていますが、今の西安城壁は明代のもので、唐代はもっと大きく、西門も今よりさらに西にあったそうです。 その唐代の城壁の西門があった場所に、シルクロード交流2100年を記念して1988年にキャラバンの群像が建てられました。 そういうわけで、今の城壁西門ではなく、ここが正真正銘のシルクロードの出発点になります。
西域の顔立ちをした商人が率いるラクダのキャラバン。 他に何があるわけでもなく、現地の人々の憩いの場になっています。 ベンチでおしゃべりしている人。待ち合わせをしている人。本を読んでいる人。キャラバン像に登って遊んでいる子供達。
2000年以上前は、全く違う光景があったのだと思うと、不思議な気分になりました。
※料金:無料。 西安中心部「鐘楼」から市バス(2元)で20分ぐらい。
去年一年生のクラスを一緒に担当した中国人の先生が、今月末に日本に留学(博士課程取得目的)されます。 一昨日は、中国人&日本人教師で先生の送別会をしました。 食事の場所は中国人の先生チームに完全にお任せしたところ、すごい所に連れて行ってもらいました。 「すごくておもしろいお店」だそうです。
タクシーは一台も通らず、市バスは最近やっと一本通ったという場所。 道には街灯一つありません。
そんな所に、どーーんとそびえ立つ土山のような入り口。 唖然としている日本人に、中国人の先生いはく「驚くのは早いですよ~」。
建物の中に入ると、室内だというのに・・・
ジャングルさながら木が生い茂っていました。 そんな中に、象やら鹿やら七福神の恵比寿さんのような置物が。 (明らかに恵比寿さんは浮いています;) 川が流れていて、池には金魚や鯉が泳いでいる姿が。
極めつけに・・・
アザラシ(?)がごく当たり前のようにくつろいでおりました。。。 このアザラシ、カメラを向けると顔を出します。 サービス精神はかなり鍛えられているようです。
そんな中にテーブル席がずらりと並んでいました。 奥に進むと、個室風に仕切られた空間がいくつかあって、私達が食事した場所は「桜の間」という所。 大きな桜の木の下に円卓があるんですが、なぜか、桜の枝には藤の花が?? ちなみに、お隣は「竹林の間」でした。
すごい・・・。 すごいけれど、コンセプトが全くもってわかりません(汗) ジャングル、金魚、鹿、アザラシ、桜・・・考えれば考えるほど謎です。
料理はどれもとてもおいしかったです。 牛の血を固めた物やら牛の胃袋やら内臓やら・・・色々挑戦することになり、貴重な体験でした。
このお店はテレビでもよく取り上げられるそうで、足の便が悪く、しかも平日だったにも関わらず、かなりの賑わいでした。車がないと行けないのが残念です。 そういえば、内装に気を取られて、うっかりお店の名前を聞きそびれてしまいました。。。